gBizIDプライム入門:アカウント設定から活用まで

gBizID

gBizIDという仕組みをご存ですか?

法人や個人事業主向けの共通認証システムです。

これまで行政の手続きは、紙ベースが主流でした。

それが、1つのgBizIDアカウントで、複数の行政サービスを利用できるようになっているのです。

補助金などの電子申請には、欠かせないアカウントシステム。

この記事では、gBizIDについて徹底解説します。


gBizIDとは?

gBizIDは、1つのID、パスワードで、さまざな補助金や行政サービスが受けられるようになるシステムです。

現状、補助金の中には、今まで通り紙ベースの対応をしているものもあります。

しかし、申請にかかるコストや労力削減を考えると、gBizIDの取得は必須といえます。

まずは、gBizIDメリットと種類について解説しましょう。

   ・gBizIDのメリット

   ・gBizIDの3つの種類


gBizIDのメリット

gBizIDを取得して補助金などを電子申請するメリットには以下の4つがあげられます。

   1, いつでも・どこでも手続きができる

24時間365日自宅でも職場でも、申請や手続きが可能です。

   2, 時間やコストが削減できる

書類を提出するために役所などへ出向く必要がなくなります。

また、書類送付にかかる切手代などもかかりません。

   3, 情報入力の手間が削減できる

過去の申請などで入力した情報(企業概要や財務情報など)を、何度も使うことができます。

   4, 書類にハンコが不要になる

ログイン時の認証機能で申請者を確認します。

書類に押印する必要がなくなります。


gBizIDの3つの種類

gBizIDには、3種類のアカウントがあります。

   1, gBizIDエントリー

即日発行できるアカウントです。

全事業者が対象です。

   2, gBizIDプライム

法人代表者や個人事業主が対象のアカウントです。

   3, gBizIDメンバー

gBizIDプライムのアカウントをもつ法人や事業者の従業員用のアカウントです。

即時発行されます。

この中で、補助金の電子申請などには、gBizIDプライムが必要になります。

 

gBizIDプライムの概要

ここからは、補助金や行政サービスの電子申請に利用できる、gBizIDブライムの概要について詳しく解説します。

   ・gBizIDプライムに必要なもの

   ・gBizIDアカウントの作り方

   ・gBizIDで利用できる主な行政サービス

gBizIDプライムに必要なもの

gBizIDのアカウント申請に必要なものは以下のとおりです。

   ・メールアドレス

   ・Web端末(パソコンやタブレット)

   ・プリンター

   ・印鑑証明書

   ・印鑑を押した登録申請書

   ・SMS認証のためのスマートフォン

gBizIDプライムアカウントの作り方

gBizIDプライムは以下の手順で開設します。

1, パソコンなどでgBIzIDに入り、IDを作成する。

2、申請に必要な情報を入力。

法人番号、法人の所在地、代表者名、生年月日、電話番号などです。

3, gBizID規約を確認、申請書を作成します。

内容を確認して、gBizIDプライム申請書を印刷します。

4、印刷した申請書に押印。

申請書と印鑑(登録)証明書を郵送します。

5, gBizID運用センターで審査が行われます。

6, 書類に不備がなければ2~3週間ほどでワンタイムパスワードがメールで届きます。

7, メールの内容に従いSMS認証を行えば、手続き完了です。

gBizIDで利用できる主な行政サービス

gBizIDプライムは、実際どのような行政サービスで利用できるのかご紹介しましょう。

   ・jGrants(経済産業省・補助金申請システム)

補助金の申請から、申請後の手続きまで、すべてのプロセスをデジタル化した経済産業省の補助金申請システムです。

参照ページ: jGrants

   ・IT導入補助金(経済産業省・中小企業庁・中小機構)

中小企業・小規模事業者等がITツールを導入する経費の一部を補助する補助金です。

参照ページ: IT導入補助金

   ・事業継続力強化計画電子申請システム(中小企業庁)

防災・減災の事前対策に関する計画「事業継続力強化計画」の申請手続ができます。

参照ページ: 事業継続力強化計画電子申請システム

   ・社会保険手続きの電子申請(日本年金機構)

日本年金機構のページにて、社会保険の手続きを電子申請で行うことができます。

参照ページ: 社会保険手続きの電子申請

   ・保安ネット(経済産業省)

産業保安・製品安全関連法令に関する申請手続がオンラインでできます。

参照ページ: 保安ネット

   ・DX推進ポータル(経済産業省 独立行政法人情報処理推進機構)

企業のDX推進のための支援サイトです。

参照ページ: DX推進ポータル

   ・経営力向上計画申請プラットフォーム(経済産業省 ほか)

中小企業者等による、経営力向上計画等の申請や報告の作成・手続きをサポートするサイトです。

参照ページ: 経営力向上計画申請プラットフォーム

   ・e-Gov(総務省)

総務省の行政ポータルサイトです。

行政情報の総合的な検索・案内サービスの提供、各府省に対するオンライン申請・届出等の手続の窓口サービスの提供を行っています。

参照ページ: e-Gov

このほかには、農林水産省の共通申請サービスや、厚生労働省の食品衛生申請等システムなども、gBizIDプライムで申請・手続きができます。

 

まとめ

ご紹介したとおり、実にさまざまな行政サービスにおいてgBizIDプライムは利用可能です。

国の補助金申請は、ほとんどが電子申請に移行していると言っても過言ではありません。

今後ますます必要性は高まってきますので、ぜひこの機会にgBizIDアカウントの取得をご検討ください。

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参考文献

【[経済産業省 中小企業省] ミラサポplus マンガでわかる「GビズID」】

【[UP SHIFT. LLC] 電子申請gBizID取得方法 / Jグランツ解説】