ITツールを使って業務のDXを図ることは、中小企業や小規模事業者にとってもはや必須事項となりつつありますよね。
そんな時に役立つ補助金が、IT導入補助金です。
ITツールを導入することで、デジタル化に関わる経営課題を解決するのをサポートしてくれるものです。
では具体的に、どのようなソフトウエアやシステムを活用することができるのでしょうか?
今回は、IT 導入補助金で実際に登録されているITツールを、一覧にしてご紹介します。
IT導入補助金、登録済みのITツール一覧
IT導入補助金では、業務のデジタル化を図るためにITツール(ソフトウエア、条件によってハードウエア)を導入する際の経費の一部が補助されます。
ここでは、実際に導入可能、申請対象となるソフトウエアやシステム、アプリなどをピックアップします。
主に会計や決済、受発注に係るものが多く登録されています。
・会計・受発注・決済ソフトウエア [マネーフォワードクラウド]
・会計・受発注ソフトウエア [会計free]
・会計ソフトウエア [弥生会計]
・受発注ソフトウエア [弥生販売]
・会計ソフトウエア [bixid]
・会計ソフトウエア [楽楽精算]
・受発注ソフトウエア [invox受取請求書]
・受発注ソフトウエア (建築業界向け) [BUILDY NOTE]
・受発注ソフトウエア(運輸業界向け) [Forwarder-pro]
・受発注・決済サービス [セミナーズプロ]
・会計・受発注システム [Zoho One]
・会計・受発注システム [FLAM]
・決済アプリ [ユビレジ]
・決済アプリ [スマレジ]
・ECサイト制作 [UNITED ADVISERS]
では、それぞれのソフトやシステム、アプリの詳細を解説します。
会計・受発注・決済ソフトウエア [マネーフォワードクラウド]
マネーフォワードクラウドには、法人向けとしてMFクラウド会計、個人事業主専用としてMF確定申告があります。
給与、請求、経費、債務支払、マイナンバーの5つの機能を格安で利用できるソフトウエアです。
銀行口座との自動連携や各サービス間のデータ連係、遠隔地や複数人での同時利用も可能です。
クラウドツールの加点がフルで取れますので、採択されやすいツールと言えるでしょう。
会計・受発注ソフトウエア [会計freee]
会計freee にも、21名以上の法人用、20名以下の法人用、個人事業主用それぞれのソフトウエアが用意されています。
経理に係るあらゆる業務をオールインワンで、まとめて効率化できるソフトウエアです。
クラウド会計なのでテレワークにも最適で、リアルタイムな管理やペーパーレス化を実現できます。
会計ソフトウエア [弥生会計]
弥生会計は、クラウド会計ソフトで、インボイスに対応しています。
小規模法人と個人事業主向けの青色申告に対応したソフトウエアがあり、操作が簡単なのが利点です。
受発注ソフトウエア [弥生販売]
弥生販売は、販売管理機能がオールインワンになったソフトウエアです。
見積書、受注、売掛管理、入金処理まで、販売に関わる一連の処理をこのソフト1つできます。
小規模法人向け、中小規模法人向け、3台以上で使う場合のネットワーク向けなどが用意されています。
会計ソフトウエア [bixid]
bixidは、現在使っている会計ソフトの会計データをアップロードするだけで、簡単に月次決算の報告を作成してくれるソフトウエアです。
キャッシュフローを月次毎で管理、経営指標をモニタリングするなど、経営計画をサポーしてくれます。
先にご紹介した、マネーフォワードやfreee、弥生会計のソフトウエアにも対応しています。
他のソフトウエアと合わせて使うことのできる会計ソフトです。
会計ソフトウエア [楽楽精算]
交通費、出張費、旅費、交際費などの経費精算業務における「申請⇒承認⇒精算」という一連のワークフローを全て電子化してくれるのが、楽楽精算です。
自動仕訳機能、会計ソフト連携、振込データの作成など、経費精算業務だけでなく、経理担当者の業務を大幅に効率化する機能を取り揃えています。
受発注ソフトウエア [invox受取請求書]
invox受取請求書は、振込・仕訳データを生成し、経理の支払・計上業務を自動化するクラウドサービスです。
請求書を、メール添付や電子インボイスで受け取る場合は自動で取り込みます。
紙で受け取る場合は、スキャンするだけで、どんな形式の請求書が届いても99.9%正確にデータ化してくれます。
受発注ソフトウエア (建築業界向け) [BUILDY NOTE]
建築業界に特化した、クラウド型の業務管理システムを扱っているのが、BUILDY NOTEです。
スケジュール機能、工事工程作成機能、メッセンジャー機能、ファイル管理機能、顧客管理機能、検査管理機能、受発注機能を有しています。
受発注ソフトウエア(運輸業界向け) [Forwarder-pro]
Forwarder-proは、海貨業者・保税倉庫業者や物流事業に携わる業者・ロジスティクス業者向けの業務ソフトウエアパッケージです。
手配関連業務、立替業務、請求業務など港湾物流業務に特化した機能を網羅しています。
会計・受発注システム [Zoho One]
クラウド型の業務管理システムZoho Oneは、45以上のアプリとサービスを提供しています。
営業、マーケティング、サポート、会計、人事管理などに適したサービスとなっています。
ユーザー数によって料金が決定されます。
会計・受発注システム [FLAM]
クラウド上の販売管理システムFLAMでは、販売、仕入、在庫管理業務の連携が簡単にできます。
クラウドサービスのため、インターネットに接続可能な環境があれば、どこでも利用が可能となっています。
決済アプリ [ユビレジ]
ユビレジは、iPadを使ったPOSレジアプリです。
会計データはクラウドに保存され、リアルタイムに会計データを確認することができます。
業種を問わず、1店舗の経営にも、100店舗を超えるチェーン店経営にも利用可能です。
日別・月別・商品別・部門別・客層別など様々な分析により店舗の見える化に役立ちます。
決済アプリ [スマレジ]
スマレジも、iPadやiPhone、iPod Touchを利用した、高機能モバイルPOSレジアプリです。
データは全てクラウドサーバーに保存されます。
これまでPOSレジを導入できなかった小規模な小売店や、路面店などでも導入可能です。
ECサイト制作 [UNITED ADVISERS]
UNITED ADVISERSでは、ECサイトの制作を行っています。
特に、ECショップサイトについては、SSL対応でのセキュリティ対策、クレジットカード決済に対応したショッピングカート機能を搭載しているので、非対面での販売が可能となります。
決済機能だけでなく、顧客管理やメルマガ配信、商品管理・在庫管理機能などを有しています。
※ECサイト制作は、通常枠(A・B類型)では選択できません。ご注意ください。
まとめ
IT導入補助金で実際に登録されている、導入可能なソフトウエアやシステム、アプリをご紹介しました。
会計・決済・受発注ソフトウエアは全てインボイスに対応しています。
また、登録されているもの以外でも、実に様々なITツールが申請可能とされています。
例えば、勤怠管理をクラウド上で行うものや、クラウドプラットフォームを使用したビデオ会議やセミナーに活用できるZOOM、Microsoft のOffice365などが含まれます。
販売会社によって、IT導入補助金での取り扱いが終了、またはソフトウエアが更新されていることがあります。
IT導入補助金公式サイトで、ITツールを検索することができますので、こちらもチェックしてみてくださいね。
IT導入補助金の申請について、さらに詳しく知りたい。
どんなITツールが自社に有効か、調べてみたい。
そんな時は、補助金トレンドのサイトを活用してみてください。
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参考文献